蛇口を閉める
繁殖の制御(避妊・去勢手術の推進)
無責任な繁殖を防ぐ
犬や猫を知識不足な飼育をしたために野良犬や野良猫が存在しています。
無計画な繁殖を防ぐためには、不妊・去勢手術を普及させることが最も重要です。手術を行うことで、新たな命が不必要に生まれることを防ぎ、結果として不幸な犬猫が減り、人も困ることがなくなります。
繁殖の抑制を地域社会で進める
地域猫活動・TNR
現状では野良猫の数が多過ぎて屋内で管理することは不可能です。繁殖を抑えるために「TNR」「地域猫活動」を推進します。TNR(Trap-Neuter-Return)は、野良猫の個体数をコントロールするための方法で、捕獲・避妊・返還を一連の流れとして行います。TNR後、地域猫として適切な餌やりや清掃管理が住民によって行われることで野良猫の数が増えることを防ぐことができます。
この方法により不幸な猫と猫に困る人の両者が減ります。
飼い主教育
飼い主に対し、ペットの終生飼養の重要性を教育し、飼いきれなくなった場合の対応方法(譲渡先を探すなど)を指導します。
ペットの遺棄防止
ペットを放棄することなく、飼い主が責任をもって終生飼養することを促す施策を推進します。
啓発活動と教育
意識啓発
動物の命の重要性について社会全体の意識を高め、飼い主としての責任を啓発します。特に、ペットの適正飼育や避妊・去勢手術の重要性を広めます。
学校教育
学校や地域での動物福祉教育を通じて、子どもたちに動物の命を大切にする心を育てます。
動物の譲渡活動
譲渡会の開催
保護された犬猫を新しい家庭に譲渡するための譲渡会を開催し、里親探しを支援します。
茨城県における犬猫殺処分ゼロ推進活動
平成28年第4回茨城県議会定例会において、議員提案条例として「茨城県犬猫殺処分ゼロを目指す条例」が議決され、平成28年12月28日に茨城県条例第59号で公布、同日施行されたことを受け、神栖市において、動物愛護関係団体や会に賛同する神栖市在住の市民により、令和6年4月1日より「神栖市動物愛護協議会」が発足しました。
茨城県犬猫殺処分ゼロを目指す条例が施行されました
茨城県では,人と動物が共生する地域社会の実現に向けて,平成15年に「茨城県動物愛護管理推進計画」を策定し,動物愛護の施策を総合的に推進しているところですが,未だに多くの犬や猫が殺処分されている現状にあります。県といたしましては,この条例の制定を受け,市町村や県獣医師会,ボランティア団体等の関係団体との連携を強化するとともに,動物愛護意識や適正飼養の普及啓発等を更に充実させ,犬猫殺処分ゼロを目指してまいります。
引用 : 茨城県庁ホームページより
茨城県では2021年度から犬猫の殺処分ゼロを継続しています